主任が熱心に資料を出して、これこれを、かくかくしてくれと、 来るのだが、

―援護射撃が全弾背中に命中しているよ...

そんな感じで。

夕方、どんどん、体調が怪しくなってきた。
座っているだけで、息苦しくて、吐きそうな感じ。

やばい。

昼近く、空港へ。
桜庭さんと別れ、ばたばたと待合室へ行くと、 飛行機が遅れていて、こける。

幸い、遅れはたいしたことはなく、無事、夕方には、奈良の旅館にたどり着く。

ネットで予約した旅館は、安い(￥5,000)だけに、久々にというか、なんというか、
ぼろかった。

風呂、トイレ、洗面所、共用。
ドライヤーもポットも共用。
バスタオルも置いてないし。
まあ、部屋には冷房がついているし、 浴場もそこそこ広かったので、いいんだけど。

夜、ダイエーにて、土産を買う。
その後、すかいらーくで食事。

寝床にて、昨日もらった田口ランディの本を読みふける (言ってみるもんではある！ 桜庭さん、ありがとうございます)。
いろいろ興味深い話が載っていた。「いい人」の話は少し気になった。 奥さんがいて、浮気をする「いい人」は、果たしていい人なんだろうかなんて、 考えてみたりした。

いわゆるゴムの切れたパンツのようなたよりなさ。

とにかく、誰かに会って、話をしたいと考える。
夏休みだよなと思って、桜庭さんにアポ取り。

あ、でも桜庭さんもバイトしてたんでしたよね。
その上、オク。村さんは、試験中だし。
いきなり押しかけてしまってすみません。

今は、新宿へ向かう、あずさの中。

パソコンは重いので、持って行かず、 手帳に日記をつけることにした (結局、つけたのは、この日だけだったのだが...)

まぶたを閉じても眠れない。
明るい。まぶしい。
人間は、夜眠るように出来ているのだ。
まぶたを閉じても、光を感じる。外敵を知るために。
(...メモ、ココマデ...)


ネットカフェにて、時間をつぶす。
その間に、奈良の宿を取り、飛行機の手配をする。
自分の行動の大胆さに少々驚く。クスリが効いているせいだろうか。

夜10時、オク。村さんと合流。
夜11時、桜庭さんと合流。

夜12時、ジョナサンにて、食事。
夜中は食わない習慣なので、水だけ飲んでいると、 青汁を勧められるので、ミックスの方を頼んでみる。
...これは、飲むことが出来る、というレベルだな...

桜庭さんちにて、ホームページにカウンタをつけるという、 主題に基づいて、あれこれする。
...ホームページビルダーって、結構とんでもないように思う。
絵を配置したら、absoluteの指定を付けまくるし(これって、Internet Explorer専用？)。
出来上がるHTMLの可読性を考えたら、なんかお勧めできない。

油断してたら、午前4時。
お絵かきして、寝る。

...寝ます。

電話で起こされる。親からだった。
もう、10時半。
やばい、このクスリの組合せでは、出勤できないではないか！

相談しようにも、病院は土日は休みだし、勿論先生の連絡先など知らない。
とりあえず、今夜は、ハルシオンを1錠減らすことにしよう。

昼過ぎ、このまま部屋に篭っているとまたオカしくなってしまいそうなので、 市街地へ、自転車をこいで出かけた。

アニメイトに寄ってみると、コミケカタログが販売されていた。
その存在を、すっかり忘れていた。
落選した自分の名前も載っているかと期待して、CD-ROM版を購入 (でも、自分の名前もサークル名も入ってなかった。なんのミスが、 もしくは手違いがあったのだろうか(泣))。

その後、上着を2着とズボンを1着、併せて2万円ほどの買い物をした。 ちょっと派手に金を使えば、少しは気も晴れるだろうと思ったのだ。
さらにその後、ハードオフに寄り、ジャンク売り場を見ていると、 なんだか宝の山を見ているようで、 少しの間、幸せな気分に包まれたのだった(で、ジャンク品を買ってきて、 見事に失敗した。安物買いの銭失い)。
―そういえば、最近、まんが、アニメ関係の興味を失い、 パソコン雑誌を読む気にもなれず、 なんだか微妙に鬱が忍び寄っていた兆候はあったのだった。

今日は、少しだけ、自分を取り戻せたのかも。

でも、まだ、「オブジェクト指向」とかの書棚を見ると、 吐き気を催したりする(汗)
月曜までに、復帰できるだろうか？
そもそも復帰自体、できるんだろうか？

ところで、 なすだく。 (桜庭みなとさん) のDiary中で、以前紹介されていた、 「スカートの中の秘密の生活」(田口ランディ / 幻冬舎)が無性に読みたくなって、 そこらの本屋を片っ端から探してみたのだが、 売り切れていた。
この作者の人気っぷりに、驚く。

夕方、食事を取りに、いつもの定食屋へ出かけた。

カウンターには、一輪のひまわりが花瓶代わりのボトルに挿してあった。
ボトルの上には、一匹の蟻がきょろきょろと。
ひまわりの葉は、もう萎れていた。

(もう、この花は、実をつけることはないだろう)

そんな、しょうもないことを考えたりした。


会社を休んでしまったおかげで、ここんとこ、続けて日乗のページが 更新できてたりしますね。
ふと、本屋で見かけた、やめさせられるサラリーマンが読む本、 みたいなのが、あったのですが、 それによると、ウェブ上の日記なんかも、 万が一の時の証拠になるかも知れんそうです。
まあ、全てのことは、ここには書いてないけど、 嘘も書いてないんで、ひょっとしたら、役に立つ時が来るのやも知れません。

来て欲しくないけど。

今日、会社を休んで、Y医院へ行ってきた。
会社には、とりあえず、「かなりひどい神経性腸炎」と伝えてある。

精神神経科の門を叩くのには、ちょっとだけわだかまり、もしくは感慨深いもんがあった。
で、入ってみると、
「こちらは、デイケアセンターなんですよ。奥の建物へどうぞ。」
と柔らかしく応対されて、とりあえず、こける。

入り口をくぐると、やけに明るくて、清潔な待合室があった。
以前の大学病院での経験から、 今日は暇つぶしグッズとして、MD5枚(おジャ魔女だったり、Coccoだったり)と、 北村薫の短編集「水に眠る」(文春文庫)を持ってきていた。
大きなガラス窓から、外を見ると、3階建ての建物、 何やら二重構造の窓ガラスを備えていた。
そして、屋上には、どうあがいても登れなさそうな、背の高いフェンス。
あれは、開放病棟なのか、それとも閉鎖病棟なのか。
このまま進めば、自分もそこへ行くのか。

時おり、散歩なのか、いわゆるデイケアの一環なのか、 看護婦に付き添われたり、あるいは単独で、とぼとぼと、もしくはゆたゆたと、 人が歩いていた。

今日は、何か検査があるかもしれないと思って、クスリを全て、抜いてきた。 そのせいか、なんだか小説にもMDにも集中できず、 寝て待つかと目をつぶっていると、 30分？一時間？も経たないうちに、声がかけられた。

先生は、会社の診療所でいつもお世話になっている方だ。
こっちはいろいろ切羽詰っている現状をまくし立てるのだが、 先生はあくまで落ち着いている。
―きっと自分ぐらいの症状は、先生からすれば、 まだまだ全然大丈夫な範疇なんだろうなと、 安心しつつも、物足りなさを感じたりもしてしまう。

「いっそ一週間ぐらい入院して、ガァーっと直してしまえませんか？」

などと聞いてみると、少し苦笑いされた。
たしかに、もう二年もなるしね。

結局、眠剤にデパスを加えて、 あと、パキシルとナウゼリン(これは完璧に胃の薬らしい)を加えて、 一週間様子を見ましょう、と言われた。

なんだか、あっけない。
昨日は、もし、速攻入院とかなったら、冷蔵庫の中にある、おとつい買った桃が、 だめになってしまうなとか、心配してたのだが。

帰り、湯村のダイエーに寄って、いわゆるカフェテリア風のレストラン街で、 お好み焼きを食った。
終業式だかなんかで、親子づれも多い。
無害な喧騒の中にいると、穏やかな気分になる。

帰って、寝た。

寝てる途中で、かなり激しい地震があったような気がしたのだが、夜のニュースでは、 何も言っていなかった。

主任に、明日までに、これこれを、完成させろと言われる。
夜10時ごろ、遅めの晩御飯が入らない。
その後、吐く。

明日は、仕事をしないと...と、眠剤を飲まずに寝る。

眠れず。
最悪以上の寝覚め。
朝から、診療所へ。
飯が食えないので、点滴を打ってもらう。

―今のプロジェクトを終わらせてから、 この部署を去ろうと考えていたのだが、 このままでは、最悪の幕切れになってしまいそうだ。
今夜は、とりあえず、先生の指示どおり、先週増やしたデプロメールを一旦取りやめ、 セルシンと、ドグマチール。
そして、眠剤にハルシオンを２錠飲んで、寝るつもり。

通院か、入院かの選択、
夏休み？あるいは、休職？

今が、後の笑い話となりますように。

来られなかった、ゆー市さん、くーりんさん、ごめん。
楽しかった。

3ゲームやって、一回だけ、久々に100点を超えた！
その後、牛角にて、肉。
まだ、復調してないので、アルコールは控えるが、 それでもしゃべりまくると、十分楽しい。
つーか、普段、職場の飲み会で、人に注がないでいると、
「こいつは、いつまで経っても、気が利かないやつだ！」
などといわれて、いつも不愉快な思いをしているので、 酒などという、嗜好品、もしくは狂い薬は、めいめいで、 勝手にやれば良いと、常々思っているし。

その後、満腹の腹をさすりつつ、ルノアールへ。
いろいろしゃべっていると、あっという間に時間が経ってしまったので、 お先に失礼した。

生きている、意味は、どこにでもあるし、
生きている限り、それは、常に見つけることが可能である。
見失う事はあっても、それは、そこにある道は、依然として、そこに存在する。

仕事の量と、クスリの量ばかり増えてゆく、
そんな日々に、くじけまくりそう。