会議。
いきなり原稿を渡され、一言
「ここを読んでください。」

おい、ちょっと待て！
甲府から呼んでおいて、2時間の会議で、自分の発言は、 「たった2行の文言を読み上げる」だけかい！
しかもこんな質問じゃ、予想される答えは「検討中です。」 であろうことは、2秒で分かる。

本当に原稿を読み上げるだけの「会議」が延々と続く中、 自分の原稿に鉛筆を走らせ、いろいろと画策する。

自分の発言の番が回ってきた。
とりあえず原稿を読み上げ、「ちょっとお時間よろしいですか...」と。

やにわに席を立ち、ホワイトボードの前に立って、 演説をひとつぼっこいてみた。 団体側からの制止が幾度かかかるなか、 とりあえず自分の主張を相手に伝えることはかなったようだった。
この思いがけない行動が発端となって、他の人の本音トークも始まったりして、 ちょっとだけ溜飲が下がる思いをした。

つーか、こんなことしてる場合ではないのだ。仕事が、本業が！

まあ、帰りに営業部によって、今度の出張の行き先の土地の様子、 客先の様子など聞くことも出来たので、少しは実りのあることもあったのだが。

初の海外渡航は、そんなこんなで、寝耳に水というか、青天の霹靂というか、 訳のわからないまま動き始めた。

何もない、週末。
数時間おきにネットをうろうろしても、 そりゃ、どこも更新されるはずもなく。
自分のサイトを、ちょこちょこといじってみる。

今週は、ネット上で一騒動あって、すったもんだしたのだが、 こういうことがあると、考えさせられる。
文字だけ(そこには、筆跡すらない！)のコミュニケーションは、 もともと誤解を生じやすいものなのだが、 匿名性が、またそれに輪をかけて問題をややこしくしている。
匿名は、保身のために行うのだが、それは相手に対する警戒心を煽るという意味で、 諸刃の剣でもある。
かといって、今さら、個人が所属を明らかにするのが普通だったjunetの時代には、 どうやっても戻れない。
それどころか、ネットの増長ぶりは、すさまじく、未だ混沌とした過渡期を思わせる。

考えてもいいことが思いつかないので、とりあえず、寝ることにしよう。

(あ、お客さん、いかにも退屈そうにしてる)

で、今度は自分の番。
いろいろパフォーマンスを沿えて、楽しく説明したいところだが、 ぼくの英会話は、場数を踏んでいないだけに、それ以前といった感じで、ダメすぎ。
幸い、お客さんの中で、日本への留学経験があり、日本語が通じる人がいたので、 細かいところは、ほとんどその人を通して、となってしまった。
ちょっと情けない。

アベノ橋商店街の録画のためのPCの起動音で、目が覚める。
試合前の朝食の予定に買っていた、サンドイッチを食べて、 しばしネットを覗いた後、市街地へ。
すでに雨はあがっていた。

三省堂で、ダブらせた本を返品する。
そのまま夏物衣料を物色したりして、今度は朗月堂へ。
「NHKにようこそ！」(滝本竜彦／角川書店)を購入。 安倍吉俊が表紙を描いているということで、 以前福岡の本屋で手にとってぱらぱらと読んでいたのだった。
また、日木流奈の新本も平積みで並んでいたのだが、 「NHKスペシャルで...」と書かれた帯がなんとなく嫌味に感じて、 買わなかった。このひねくれ者め。

この頃、人としゃべらない生活に慣れてきてしまっている。
まずい傾向のような気もするが、まあ、なんとかなるものだとしとく。

翌日、腹筋がこわりまくっていた。

思わず、 miniminiのページで、 アパートの物件を検索しまくる。

――ダメやん。
これじゃ、はづきママ、単なるダメな人やん。
これじゃ、親の期待と自分の意志との軋轢とか、そんなテーマっぽいことが、 場外ホームラン、って感じで、いかんやないの〜
ああああああぁぁぁぁぁぁ。

昼、ircにて、与死鬼さんから絵チャットに誘われる。
初めての体験だったのだが、案の定、うまく描けない。
いつかは、あたかも字を書くように、 絵を描くことでコミュニケーションをとれるようになりたいものだ。

夕方、市街地へ。
三省堂で、どれみの勁文社の本と、とっとこハム太郎の２巻を購入。 家に帰ってみると、マジカルガイドの「も」の２がダブってしまったことに気付く。
最近の自分の杜撰な買物ぶりにダメやんという気持ちでいっぱいになる。

ダメなのは、分かってます。分かってます。
ダメなんです。

しなきゃ良かった。
仕事が仕事が仕事が...
思わず机を蹴飛ばして、叫びたくなるような気分。

ロッカーがない。

二日分の着替えやらが入った鞄を持って、ジャケットを着て、 すでに高く上る陽の下を歩く。 なにやら、戦う前に負けている模様。

さて、ぷにけV 開場となり、カタログを見る気力がないので、うろうろとする。 知ったところをぽつぽつ回り、挨拶もろくすっぽせずに、本を買ったり、もらったり。

(いかん、今自分、嫌なやつになっている)
などといたらん不安もあって、いっそう疲れてくるので、落書きコーナーで へたれた絵を描きつつ、休憩。そのまま隣のビルのレストランにて、昼食を取る。

午後は、あややさん・ゆー市さんのところに荷物を置かせてもらったおかげで、 比較的楽に回れた。

即売会は終了し、プレゼントやら、じゃんけんやらのイベントが行われた。
すごく疲れそうなので、遠目に見守るだけ(といっても、 自分の視力じゃ司会席のほうまでは見えないのだが)。
「声優のおねーさん」も来て、いっそう盛り上がっていた。 後で聞けば、むっちゃんの人らしい。ちょっと見に行けばよかったかな。

午後6時半、いつも名残惜しそうな主催の挨拶も終わり、あいWebのオフ会に赴く。
今回、初めましての人もいたんだけど、あんまり挨拶も出来なかった。残念。
料理は、おいしかった。すごく久しぶりに、鯨のお刺身も喰えたし♪

それから、ボーリング。横の横のレーンでは、Qさんをはじめというか、 Qさんがすごいハイテンションで、すごい。
2ゲームやって、どっちも100点を超えなかった。かなしー
いずれ、リベンジを...

さて、夜も12時。次はカラオケということで、うろうろ。すぐに1時近くになる。 今日の宿の予定にしていたうにゃ氏に、行けないようだと連絡し、カラオケに参加。

(眠くなったら、寝よう)

などと考えていたのだが、普段、時計の針の音が気になって眠れない自分が、 カラオケルームで眠れる訳がなかった。
結局明け方までハイテンションのまま、顔を脂ぎらせて歌っていた。

朝食を吉牛にて。朝定の魚定食を取る。見ると、牛丼を喰っている人も多い。 牛丼屋なんだから、当然といえば、当然なのだが、丈夫なもんだ。

まだ、朝の6時前なので、さすがに友人宅へも行けず、 ネットカフェにて暇を潰すことにした。
ここで、みずさんから、いろいろ絵描きさんのサイトを教えてもらう。 ごろはちさんのとことかも。
つーか、ここでも結局眠れず。不便な体。

午前11時近く、うにゃ氏と健太君と合流。そのまま秋葉へ向かい、 ついで、龍っちゃんと合流。
秋葉を散策というか、引きずられる棺おけのように。
些細なことで腹を立てたり、感情だだ漏れ。ごめんね。

でも、いいこともあった。
クレヨンしんちゃんの映画を、南船橋にて見たのだが、 いやとてもよく出来てるのは確かなんだが、 べたべたな演出にもかかわらず、目がちょっと潤んでしまった。

エスカフローネでは、絶対そんなことありえなかったし、どれみでは、 「お迎えぼくろ」があまりにとーとつ過ぎて、どうしようって感じだったし、 ってなわけで、感動したのかもしれない。

龍っちゃん宅にお泊まり。
で、ひどく体は疲れてるのに、眠れない〜。
初めから旅行に行くと決めているときには、アイマスクと耳栓を常備しているのだが...
結局10回ぐらい、寝たり起きたり。いかん、いかん。

ひょっとして、花バスとすれ違うかな？と期待をしつつ、国体道路まで出て、 ラーメン屋を探す。大砲ラーメンはどうやら、定休日らしく、 そのまま中洲まで。
平日昼間の中洲は不気味に静まり返っている。そこらにごみが滞留している。
長居したくなかったので、メインストリートから入ってすぐのラーメン屋に行ってみた。 ラーメン単品￥550と、高め。やはり中洲の便利なとこは観光客向けの値段設定が なされているということなのか。

ここまできてしまったので、キャナルシティへも行ってみる。
メガバンドール亡き後、どうなったかを見てみると、やたら無駄な(あるいは贅沢な) スペースを使いまくった、なんかのブランド店が入っていた。
T-Zone亡き後には、福屋書店と、お料理教室が。
...キャナルシティへ行く意味がすごくなくなってしまった。

帰りに、結局「〜ヤプー」も購入。う〜む、なかなか読みにくそう。 最後まで、飽きずに読み通せれば、よいが。
とりあえず、解説の一文を引用して、紹介に代えたいと思う。

ぼくはただ瀬部麟一郎がやたらに怒り憤るのが目ざわりだ。 はやくマゾヒズムの白人の美女の奴隷にいや家畜になるよろこびを 得てしまえばよいと思う。

午後、退屈しのぎと、腹減らしのため、外出。本屋へ。
「家畜人ヤプー　第一巻」(沼正三／幻冬舎アウトロー文庫)を発見。 豊島ゆ〜さくさんのサイトのネタでしばしば登場していたので、 気になり、手にとってみる。怪しげな内容だが、 言葉遣いもいろいろ怪しげで、ちょっとユーモラスな感じもしたりもする。 全五冊ということで、とりあえず、購入は断念。

前、市民プールがあった場所にできた公園に寄ってみる。
芝生が綺麗に植えられている。ぷらぷら歩いてみると、 ここに小学校があった時代から立っていた二宮金次郎がどこかへ走り去っており、 跡には妖しげな人形(ひとがた)が三体。
庭には中途半端な大きさの、プラスティックの枠で括られた池と、 グロテスクな原色の、 何やら飛行機を象ったらしい遊具が申し訳程度に鎮座していた。 公園には、自分のほかには、杖を持ってそこらに腰掛けているじいさんが一人。
気温のせいもあって、寒い。