2001年10月
テニス部の合宿に参加。
気乗りしなくて、テンション低めだったのだが、 すたすた走り回って、ぱしぱし打ってると、おや、ちょっと気持ちよいか。陽は朝から、ぐっと低く静かに差してくる。
木々はすでに黄色から、赤までさまざまな色となり、空の深い青と 鋭いコンストラストを成している。
これをデジカメで撮ったらジャギーが出るだろうなと思う。 人間の目の解像度の高さをふと考える。昼を過ぎるともともと柔らかい陽は、たちまち夕方のそれを思わせる黄色い光に変わり、 永く覚めない夢の中のような寂しさと不安が頭を覆う。
そんな奇妙な感覚も、沸かし方が足りなくて底のタイルがまだ冷たい風呂に浸かって、 すっかり覚めたのだった。
飲み会を早々にふけて、冷え切った布団に入った。
何度も寝返りを打ちつつ、途切れ途切れにずっと、何か夢を見ていた。
もーっと！おジャ魔女どれみのビデオ第２巻をようやく借りることが出来た。
ももちゃんバージョンのすうぃーとそんぐABCなんかも聴けたりして、ご機嫌。 そして、本命のお目当ては第８話「密度と時間(アニメージュでの仮タイ)」だ。 こともあろうか、このお話を放送時、見逃していたのだった。みほみほ、のぶちゃん、あいちゃん、そしてどれみロボ。
面白かった。意外と想像してたのより、アクは濃くはなかった。
拾い物だったのは、はづき博士がおもわず素のはづきちゃんに戻って あいちゃんに猛烈に抗議するシーン。
こういう小さなポリシーが貫かれてるとこが好きなんです。
テニス部の練習に行く気がなんとなく起きない。 週末には合宿が控えているのだが。というわけで、会社の帰りにイトーヨーカドーへ。
82周年記念らしい。あちこちで賑やかに店員の声が。ふと、冷凍食品のコーナーで、中華ちまきに目が止まる。￥288だ。 ４割引と赤字で書いてある (冷凍食品って、売出しの時はなぜか決まって４割引だ)。
冷凍スパゲティに至っては、￥88だ。ふと、いつもの日曜の朝昼兼用のモスのセット￥590を思い出す。 なんてぼくは贅沢をしていたんだろう、と。
気がつくと、冷凍食品ばかり、５品もかごに入れていた。
こういう大雑把な買い方はいかんと思う。
暇な休日。
夜叉神峠(南アルプス)方面へ、温泉浸かりに行ってきた。ごん太君とともに。
まだ紅葉はしてなかった。富士山も一時期かぶった雪が解け、山一つ向こうの怪獣のように 地味な格好で(写真は取り損ねました(^o^;)
一人暮し10年目にして、アイロンを初購入。小五の家庭科以来の初アイロンがけ。
あて布という言葉を、初めて知りました。うぅ、￥6,700円のぷにけ下ろしお出かけ服が...。
ぷにけ４。朝8時11分のかいじに乗り、東京へ向かう。
イベントに参加する朝は、どれみもコメットさんも見ることが出来ない。 ポケットテレビを持ってはいるのだが、 あいにく列車は雨量200㍉で通れなくなる山々を行くため、 到底VHFを受信できる環境にない。さて、ちょうど11時に会場へ。
カノン？のイベントのえらい行列を傍目に入口へ。
「は～い、一般列最終でーす！」
すたっふぁーなおにいさんの掛け声とともに通されたのは非常階段だった。
(非常時なんだな、今日は)
突っ込む相手もなく、階段を黙々と進む列について行く。参加サークルが相当増えたと訊いていたが、 会場内は意外とすっきりまとまっていた。
今日はどちらかといえば、あいWebな面子に会うのがメインの目的なので、 まずはまいりあんなさんの"Primula praenitens"へと向かう。
(いない...)
そこには、たたまれた椅子と、散乱したチラシが。
気を取りなおして、いくつかのお目当てのサークルをまわる。
"ぱのらま館"はいつもお祭りだなぁとか(義ガチャは、長谷部君でした)、
"Bonny Bonnie"では、ぱらぱら見てみただけで、「うぁ～」と赤面してしまう ような甘さを一段と増してたり。30分後、1時間後。
(こない...)
しょうがないので、一旦抜けて、飯を食いに行く。
前と同じスパゲティ屋さん。戻ってみると、そこにはあんなさんの姿が！
そのあとは、あらあらあらって感じで、いろんな面子に遭遇し始めたりして。
まあ、買うもんは買っていたので、あんなさんと店番代わったり、 なんとなく会場をぶらぶらとして過ごす。
なんかいまだにこの手のイベントの過ごし方が分かりません。程なく即売会の時間は終わり、色紙プレゼントイベントが始まる。
今回は、枚数が多い。がつがつ当たる！
あいWEB関連の人たちも次々と。続いてはじゃんけん大会。
こういうのは、ノリが大切です。
照れていたら、それはすなわち、気の迷い。絶対勝ち残れません。勝ち残れなかった。
そろそろお祭りも終わったので、ぼちぼちオフの会場へ。
あんなさんの乾杯で、喰い開始。
以降、飲み、喰い、飲み、喰い...。いい感じに頭が呆けてきた午後8時ごろ、なにやら、 お絵かき大会と化していた。
4名ほどの人に描いてもらう傍ら、自分も一つだけ、どうにか描いた。
「誰にしましょう？」
「はづきちゃんで。」
「楽しそうなのと、可哀想なのと、どちらにしましょう？」
「可哀想なので。」
可哀想に描けたでしょうか...？
午後9時ごろ、留守番電話や、eメールが王子からあってたことに それぞれの人が気づいた。
思わず聴かせてもらうと、そこにはすっげー寂しそうな想いが込められていた。頭がだんだんヒートしてきた。
まっつんさんを交え、黒い話に花を咲かせる。
午後11時半。
二次会がやりたいと絡むがすでに皆さん疲れてたようで。
つーか、明日は月曜なんで、そりゃそうなんだが。
未練を残しつつ、アルプスへ。途中、酔いが覚めた。
覚醒とともに、自分の今日の言動への大量の後悔が頭を貫いて行くのだった。
社長の講話。
ピリピリ、イライラ。
その空気だけは伝わってくる。言葉はただ耳を通り過ぎてゆく。今ごろになって不景気に気づく自分は鈍いのだろう。
いっしょになってイライラするが、しょうがない。とにかく仕事は目処がついたのだ。だれか、ほめてくれ。