2001年7月
とりあえず回復。しかしテンションやたら低し。
夕方、地元デパート散策。先週東京のデパートを見て、 こちらのデパートを見てみると、こんなに小規模だったのかと 改めて驚く。しかも年寄りくさい服の比率の高いこと!
で、それでも、いろいろ見て散々悩んでみて、 結局店員さんがどっからかもって来てくれた服に決めとく。選挙の番組を全局あげてやってる。 これの速報って、候補者関係以外にとってほんとにそんなに重要なん?
とりあえず、NHKの天気予報画面が選挙情報につぶされて、 担当アナウンサーが何度も断わってるシーンが印象に残った。
朝の寝覚めが悪いと思ったら、風邪を引いていたようだ。
とりあえず、へこむ。
油断するとどうも、へこみ日記になってしまっていかんのだが。
結局ネットを見て、ぼーっと一日を過ごす。
注文していた椅子が店に届いたとのこと。 ¥12,000の革張の椅子という微妙なスペックと値段に惹かれたのだった。
で、その値段ゆえ、組立て式なのだが、ねじ穴位置がやたらずれてて、難儀した。
出来上がってみると、部屋に似つかわしくない、ちょっとした豪華さに 割と満足。
再び「どれみ」の映画を見る。
「千と千尋の神隠し」も、どうしようかなーと思っていたのだが、 行列を見て面倒になってしまった。 (それと同時に、「ああ、この映画館もちゃんと入るときは客は入ってるんだ」と 余計なお世話なことを思ったりした)2回見て、思ったこと。 1回目に見逃していたシーンの多さ。 それに、不自然に、突飛に見えたシーンがなんか馴染んできて、 もっと自然に映像・音響を楽しむことができた。
東京へ♪
まずは秋葉を散策。アニメイトにて、「お姉さまの逆襲」(エンターブレイン)を購入。 ほんとは電子辞書を買おうと思っていたのだが、結局買わず。なにしに秋葉に行ったのやら。その後、新宿のデパートにて夏物セールを見て回る。
赤札の付いてるのには、今一つ食指が動かず。 たまに「おっ」と思って手にとってみると、「秋物新作」コーナーで 1万円超えてたりする。ユニクロで、2千円のポロシャツ買うのに 1時間迷ってしまう感覚の持ち主に、買う決断をする由もなく。
今日は、お祭りのスタッフだったりする。
プレイゾーンの担当なんで、 ビデオやら、ダーツやらを用意。
途中夕立に降られて、泣きたい気分。何とか復旧。 しかし、中で子供がピョンピョン跳ねて遊ぶ巨大風船は水浸しで、 業者の人が必死で水とり作業継続。
祭りが始まって、しばらくの後、ようやく巨大風船の方もスタンバイ!
いきなりものすごい行列が形成されるのには驚いた。 子供をほとんど強引に押し付けてくる若いママのパワーに圧される。
それ以上に、子供たちの声の大きいこと、そしてそのはしゃぎっぷりに 驚かされた!並んでるたくさんの子供たちがいっぺんに話しかけてくる。 こっちも負けずにでかい声で応答する。 非常にパワーが要るが、なんかかえって元気になれるような気がする。
小さい子も、大きい子(しゃべらせたらやたらませたこと言いそうな)も、 はしゃいで跳ねまわってるのを見ていると、 自分が生き伸びる代償に、失ってしまった、とても大切なものを ひとつそこに見つけた思いがした。
午前中はテニス部の練習。 練習内容は普通だが、しゃれにならない、焼かれるような熱さ!
家に帰り、シャワーを浴びて昼寝をする。 なにげに小学生の夏休みのように健康的ではないか!夕方、「どれみ」の映画を見に、近所の東宝へ。
今回も客は収容人数の一割ほど。切符を買うとき館員に混んでるかと 聞いてみると、あなたで9人目ですと気まずい表情。 空いているのはいいことだ!つぶれんでくれよ!
さて、映画。
キン肉マンII世。荒唐無稽ないい加減な展開とノリは、 ちゃんと20年前のアニメを彷彿とさせる。とりあえず、最凶超人の弱点は 下半身のツノではなかったので、一安心。
デジモンのラスボスは、ちょっとグロくて良かった。顔をしまわなくても よかったのに。そして、映画版「どれみ」の新作!
画像面、音響面の演出は、もう最高!
幽玄のマユリの美しさ。 ちょこまかちょこまか、しゃかしゃか、どたどた動き回る どれみたち。
人間を圧倒する、雲、山、森の木々。
始終聞こえる牛蛙の声、雨、そしてわらべ歌。
まさに映画館で見られるために 作ったという意気込みが溢れ出して、大雨洪水警報発令中。お話は、前回同様60分は欲しいぎちぎち詰まった内容。
あいこ話。単独で30分いけそうだけど、 多分TVシリーズでは、作れなかったネタなんだと思う。 当たり前の、世にあふれた、よくある出来事、 でも当人には、大きく深い心の傷。
初っ端のやさしいおばあさんから語られる、打ち首、身投げとくる 伝承話。なかなか直球で、どれみたちといっしょに、館内の 子供もびっくりしたかもしれない。 何気に映画限定の判断があったんじゃないかと思う。 (もっともデジモンではスクリーン上の見えないところで、めためた人が 死んでますが(^^;)山内節も冴え渡る!
印象的な場面をならべつつ、ところどころに飛躍がみられ、 一つ一つの話を明確には収斂(しゅうれん)させない独特な演出は、 物語の奥行きをあやふやにし、映画を見終わっても 覚めない夢の中にいるような不安を見るものに与える。
最後の善十郎とどれみの邂逅は、 粗筋にしてしまえば、単なる勘違いだったね、てへ♪ ってな具合になってしまう ところ。 この演出のおかげで、幻想が幻想のままでいられるんだと思う。
この幻想と現実の渾然さ加減は、来週の「千と千尋の神隠し」と 比較すると面白そう。
「スイートハウスへようこそ!」参加。
開場と同時に入りこんだはいいが、 いきなりその熱帯ジャングルのごとき湿気と熱気にあてられる。 しまいには対人緊張が極度に高まり、吐き気までもよおしてくる。
で、20分であえなく脱落。 結局イトーヨーカ堂と東急ストアをうろちょろして、2時までを過ごす。無念。
知ってる人にあったのなら、挨拶をしたほうが、きっと良かったのだろーなーと いまさらながら思う。つづいて、「あいちゃんWEB」オフに参加。 目黒線の車内で、みんみんさん、ふれど陸遜さんと会話。 業界の話も交え、まじめにアニメの話をすることの幸せ♪
目黒の飲み屋では、20人ほどの面子がそろい、大学のサークルの コンパのよう。
ふだん、仕事以外で会話らしい会話をしていないし、 とっさに何を話していいもんだか見当がつかない。
必死で名前を聞きまくるのだが、 その3分後には忘れてしまって、どうしようってな感じで あっけないほど早く、宴は終わってしまう。
とりあえず、乾杯の練習とか、一本締めとか、 それっぽいことはできたので良いとするか?補足。涼みによった東急ストアで、なんも買わんのも悪いので、 入浴剤を買ってみた。今日のテーマにちなんで「ももの湯」だ。
夜、一人ホテルに帰り、「ももの湯」につかりほっと一息。 購入した同人誌をぽつぽつ読み、「ぱのらま館」配布のミウラペーパーに 挑みつつ、静かに夜は更けていったのだった。
営業の人が来て、いつものように飲み会。
いつものように何人か潰れ、何人か帰った後、自分は連行される。 好意は感じるのだが、少々迷惑ではある。
二軒目は、おねーさんがお酌してくれるたぐい。
隣には、垢抜けない少女の顔をしたフィリピーナ。 数週後には、ここを発つ。次に日本に来るときは ここと異なる街に配属されることだろうという。だからといって、別になんの感慨もない。 そう、客の人生が彼女らにとって、なんの意味も持たないのと同じに。
ただ、居心地が悪い。わずかに息苦しい。
ただ、それだけのこと。
椅子が壊れた。
前かがみになるとそのままつんのめって、前へ倒れる。人生も、こんなしょうもないことで、あっさり変わってしまうのだろう。
そんなことを考えながら、椅子に倣ってへこむ。