福岡へ。
新幹線というのは、景色が単調で、いつ乗っても退屈だ。
かといって文庫本を読んでいると、 いつの間にか酔ってしまったりするから油断できない。

実家に着くと、時間軸が変わる。
ぼーっとしてるだけで、夕方になり、そして夜になってしまう。
早々に寝た。

奈良の兄宅へ。
今年生まれたばかりの姪っ子に挨拶する。
甥っ子は、相変わらず、近づくと逃げるし、さらに近づくと泣き出してしまう。

夜、兄と市街地をうろうろ。
奈良の市街地は、せまい。食事をする店を探すと、 カップルだらけのおしゃれな店だったり、かと思えば、 閑古鳥が鳴いてるぼろっちい定食屋とか、両極端だ。
結局いつもの居酒屋に落ち着く。

ここは、海無し県の奈良の割には魚がうまい。 カツオのたたきやら、ホタルイカやら。
二人とも昔からの癖で、運ばれて来るなりがっついてしまうので、 次のが運ばれてくるまで、持たない。
だからいつも手持ちぶさたで、どうしようという感じになってしまう。

あまり遅くまで飲むわけにも行かないので、ビール一杯、日本酒一合で、 20時過ぎには解散した。

明日からのゴールデンウィークに合わせて、与死鬼さんが上京してきたので、 終業後、川崎で落ち合って、飲み。

互いの近況報告やら、マンガの話やら、ネットの話やら。
人に会う毎、似たような話題しか振ってないような気もするが、 ふだんはこんな話題を振れる相手もいないわけだったりするし。

原稿をスキャニング。
コミックワークス上で、にじみ跡をがしがし削って、 どうにか見られるようにする。
そのままトーン貼り。
新規レイヤを起こして、トーンを選んで、塗るように貼って、けずる。
――おもしろい。
ぺたぺた貼りまくったら、なんだかそれっぽくなったので、 これで良しとしよう。

たった1ページの原稿なんで、 実作業時間はすごく短いんだが、 試行錯誤でなんだかとんでもない時間を食ってしまった。
次があれば、次はもう少しなんとかしたい。
しかし、ストーリーのあるマンガを手がけるなんぞまだ奇跡の領域かも。

ペン入れでいろいろ失敗。

つけペンは使い慣れないので、 前に買っていたマンガ用の新ペン先(Tachikawa)なるものを使おうとしたら、 インクが出ない。買ってきた日に試し描きをしたのが最初で最後だった。
仕方がないので、コピックのドローイングペンを使ってみる。
めちゃめちゃ線が太い。
おまけににじむ。
やばいと思いつつも、それで描いてみる。
潰れて何描いてんだか分からなくなる。

ちょっと泣きそうになる。

ナリーさん(駄目人間工房)のとこの「数学娘」の原稿。
頭にもやもやしてたのを、ノートに描いてみる。
なんというか、どうだろうという感じだが、 あまり日もないので、それでよしとして、 原稿用紙に下描きする。

朝から、水周りのクリーニングが来る。
トイレの洗浄だけかと油断したら、台所も対象だった。
フィギュア満載、ドール付きのデスクも見られてしまう。
これも一期一会というものか。

　―― や、言葉の使いどころ間違ってるし。

不動産屋再び。
よさそうな物件を６件ほどピックアップして、 連れて行ってもらう。
分かっていたことではあるが、三鷹周辺や中央線沿線は、 高いか、ぼろいか、あるいは駅から遠かった。

それはそんなもんとして、 西東京の物件で、なぜか一つだけ安いのがあった。
安かろう悪かろうと思っていたのだが、 築３０年以上は経っていそうな外見とは裏腹に、 部屋は綺麗にリフォームされていた。
高圧線の鉄塔が近くにあったり、 ガスタンクがあったりと、マイナス面もあるが、 幹線道路からも離れているし、静かでよさそうだ。

というわけで、不動産屋に戻った後、入居の申し込みをした。
とりあえず、新居が決まって、ほっとした。

お目目塗り、再び。

手がプルプル震えるが、どうにかかけた。
前回で懲りていたので、今度はクリアを吹かず。

会社帰りに、横浜ボークスに寄り、 面相筆を購入。￥600。

川崎ヨドバシカメラにて、Mr.Colorを始めとして、 塗料皿やら、タミヤの面相筆やら、色塗り道具を購入。

人形の仮の目を剥ぎ取り、
とりあえず、目を描いて、
面相筆が使えないなりに、描いて、
最後に半光沢コートを吹いたら、
塗装が溶けた。

めげたので、今日は終了。

三鷹の不動産屋へ。
いろいろ物件の紹介を受ける。
意外と空き物件があったので、ほっとした。

秋葉原AZONEにて、人形のスカートを購入。￥800。

ビデオにとってた、恋風みたり、掃除したり。
恋風第1話は、演出も過剰でなく、ちゃんとこそばゆく出来てていい感じ。

夜、川崎に出て、「イノセンス」を見てみた。
押井守全開のウンチク台詞の洪水は、 後でパンフ見ればいいやと、右から左に軽く聞き流し、 グロテスクさ(エロチックさ？)加減がなかなか心地いい、 球体関節人形達のアクションに見入っていた。
この辺のことは、 季刊エス で、ねっちりと特集を組んでいたので、 そっちを併せて見てみるのも面白いかもしれない。

秋葉にて、人形屋めぐり。
といっても、ラジオ会館のボークスと、 秋月電子の並びのアゾンだけだが。
とりあえず、思いつくところは買っておこうと、 うちにあるEB-mini人形素体に合うオプションを物色する。

22cm用(= EB-mini、おおむねリカちゃんサイズ)の服を見てみるが、 27cm用(おおむねジェニーサイズ)に比べ、 あまりにも少ない。というか、ほとんどない (ちなみに、後日、ヨドバシのおもちゃ売り場で、 リカちゃんコーナーも物色してみたのだが、 夢見る女の子には、こういうものが受けるのか、 どうも派手めな服が多くて、食指が伸びない。 そんなところで、難しい顔をして、真剣に悩んでいる様は、 いかがなものかという心の声が聞こえてくるも、無視)。
また、ウィッグ(かつら)は、27cm用のものしか存在しないようだ。

このことから分かるように、 もしも仮にあなたがこれからドールを買って、あれこれしようとするならば、 始めから、27cmで揃えるのが良いだろう。
素体そのものの種類も、やはり27cmの方が充実している。
関節の可動個所を増やしたモデルなどもあるので、 デッサン人形としての有用性も高いと思われる。

一応、22cmのフォローをしておくと、 狭いデスクの上では、小さい方が邪魔にならなくていい。
それから、胴体をがしっと掴んで、キングコングごっこをするには、 ちょうどいいサイズかもしれない。

まあ、それはそれとして、 ウィッグに、上着を数着、スカートにパンツ、眼鏡フレームなどを購入。
...リカちゃん人形がいったい何体買えてしまうんだろうという金額に。